エンジ虫(臙脂虫)

別名:コチニールカイガラムシ
英語:Cochinea
学名:Dactylopius coccus Costa

コチニールカイガラムシ科のカイガラムシの一種。
メスの成虫の体長は3mmほど。オスはその約半分。

ウチワサボテン属のサボテンに寄生し、アステカやインカ帝国などで古くから養殖され、染色用の染料に使われてきた。虫体に含まれる色素成分の含有量が多いため、今日色素利用されるカイガラムシの中ではもっともよく利用され、メキシコ、ペルー、南スペイン、カナリア諸島などで養殖され、染色用色素や食品着色料、化粧品などに用いられている(コチニール色素の項を参照のこと)。